老人ホームの研修会

特養老人ホームたまがわ に月に2回、摂食治療に行ってますが、今回は老人ホームのスタッフむけの研修会を行いました。

講師は、私と昭和大学歯学部スペシャルニーズ口腔医学講座口腔衛学部門の内海先生です。

摂食治療では、入居の皆さんが、お口で安全に食べれるように、食形態、姿勢、介助の仕方など、老人ホームのスタッフに指導をしています。
また、誤嚥性肺炎にならないようにいろいろな工夫をしています。

誤嚥性肺炎は、食べている時に、肺の方に食べ物が入ってしまい、肺炎になってしまうというイメージがありますが、実は、食事中より、寝ている時に肺に入ってしまう方が多いと言われます。
お口の中の汚れが、寝ている間に唾液に混じって、肺の中に入って、誤嚥性肺炎になってしまうのです。
ある施設では、歯磨きをしっかりしたら、誤嚥性肺炎は半分に減ったという報告があります。

誤嚥性肺炎にならいためには、歯磨きがとっても大切です。
「口腔ケアの基本」という内容で、老人ホームのスタッフむけの研修会を行いました。
誤嚥性肺炎にならないように、スタッフの皆さん、がんばって口腔ケアをお願いします。

 

摂食治療

月に2回、摂食治療で「特別養護老人ホームたまがわ」に行っています。

ここでは、各フロアーを1階、2階、3階とは言わずに、通り名でいいます。
下丸子通り、鵜の木通り、多摩川通りと言います。

 

部屋も何号室とは言わずに、何丁目何番地と言っています。

ここは、施設の入居していると思うのではなく、ここに住んでいると思えるように・・・・
というコンセプトでしょう。

 

摂食治療

月に2回、特別養護老人ホームに行って、摂食治療をします。
今回は、食事の形態が合っているかどうかを調べる治療です。

味噌ラーメンとしゅうまいのセットでした。
これは、刻み食で、麺が短く切ってあります。
しゅうまいも半分に切ってあります。

 

これは、ミキサー食です。
どれがラーメンかわからなくなりますが、形あるものをもう食べれない方のために、ミキサーにして、食べやすくしてあります。

食事の形態は、大まかに分けると、
ご飯は、普通、軟飯、全粥、ミキサー、
おかずは、常食、刻み、極刻み、ミキサー、
となり、実際に食べているところで、検査して、食事形態が合っているかを調べます。