老人ホームの研修会

特養老人ホームたまがわ に月に2回、摂食治療に行ってますが、今回は老人ホームのスタッフむけの研修会を行いました。

講師は、私と昭和大学歯学部スペシャルニーズ口腔医学講座口腔衛学部門の内海先生です。

摂食治療では、入居の皆さんが、お口で安全に食べれるように、食形態、姿勢、介助の仕方など、老人ホームのスタッフに指導をしています。
また、誤嚥性肺炎にならないようにいろいろな工夫をしています。

誤嚥性肺炎は、食べている時に、肺の方に食べ物が入ってしまい、肺炎になってしまうというイメージがありますが、実は、食事中より、寝ている時に肺に入ってしまう方が多いと言われます。
お口の中の汚れが、寝ている間に唾液に混じって、肺の中に入って、誤嚥性肺炎になってしまうのです。
ある施設では、歯磨きをしっかりしたら、誤嚥性肺炎は半分に減ったという報告があります。

誤嚥性肺炎にならいためには、歯磨きがとっても大切です。
「口腔ケアの基本」という内容で、老人ホームのスタッフむけの研修会を行いました。
誤嚥性肺炎にならないように、スタッフの皆さん、がんばって口腔ケアをお願いします。