小学校1年生の時に乳歯の裏側(うしろ)から永久歯がはえてきました。
 これは、乳歯がじゃましているというより、顎が小さく永久歯のはえるスペ-スがたりないために裏側にはえてきます。
 顎を少しひろげてスペ-スを確保すれば、きれいな歯並びにすることができます。

小学校の低学年から歯列育形成を始めて、小学校の高学年には、虫歯のないきれいな歯並びになりました。
歯列育形成は、小児矯正・床矯正・子供のマウスピース矯正などとも言われ、子供の歯並びの矯正治療の方法です。
歯列育形成では、プレ-トを使って、顎を少しひろげて、きれいな歯並びをつくります。
 歯列育形成(小児矯正・床矯正)では、プレートを使って、歯列弓をひろげて、これからはえる永久歯のスペ-スをつくって、永久歯がきれいにはえるようにします。
 プレ-トには、好きな色を選んで、好きなシ-ルを入れて、自分だけのスペシャルプレ-トを作ります。
  
  このプレートを夜、寝る時に使ってもらいます。
このプレートを夜、寝る時に使ってもらいます。
 プレ-トのまん中にエキスパンジョンスクリュ-がはいっています。
 2週間こ1回来院してもらい、このエキスパンジョンスクリュ-をねじ回しのように回してプレ-トをひろげていきます。
歯列育形成では、遅くても小学校の低学年から始めて、乳歯が永久歯に生え変わるまで、だいたい小学校の高学年まで行います。
 永久歯がはえるスペースをプレートでしっかり確保して、永久歯がきいれいな歯並びにします。
 また、2週間ごとにプレートの調整と歯のクリーニングと虫歯予防処置を行いますので、虫歯ができることは、ほとんどありません。



 
			
