子供の矯正治療は、いつから始めればいいのでしょうか?
 それは、早ければ早いほどいいのです。
 歯並びに何か問題がある場合は、様子をみましょうと言って、様子をみてもどんどん悪くなってしまうのがほとんどです。
矯正装置が使えなければ、きれいな歯並びになりませんので、矯正装置が使えるようになったら、矯正治療開始です。
 3歳ぐらいから矯正装置の練習して、4歳、5歳、6歳ぐらいから矯正治療スタートです。
 遅くても7歳までには、矯正治療を開始したいところです。
なぜ、早ければ早いほどいいのでしょうか?
 それは、顎の成長を利用して、歯をきれいに並べるからです。
 顎が小さく、永久歯のはえるスペースがない場合は、乳歯の裏側から永久歯がはえてきたり、はえてきた永久歯は重なってしまいます。
 矯正装置で顎を広げて、永久歯のはえるスペースをつくります。
 成長の終った大人の場合では、矯正装置で顎を広げて、永久歯をきれいに並べても、顎は大きくなりませんので、矯正装置をやめれば、元に戻ってしまいます。
 だから大人の矯正治療では、歯を抜いて、矯正治療をします。
 子供の矯正治療は、顎の側方の成長を促進して、永久歯のはえるスペースをつくって、永久歯をきれいに並べて、歯を抜かない小児矯正が実現できます。
顎を広げると顔が大きくなってしまうのではないかと心配があると思いますが、顔は大きくなりません。
 顎を広げるとわかりやすく言ってますが、本当は、顔の顎を広げてるのではなく、歯がはえている歯槽骨(歯列弓)を広げているのです。
 歯槽骨を広げても、顔は大きくなりません。
 たとえば、欧米人は顔が小さいのですが、歯槽骨が広く、お口の中が広いのです。
 日本人は顔が大きいのですが、お口の中が小さいのです。
 目指すのは欧米人のように、広いお口の中です。
 したがって、顔は大きくなりませんので、ご安心をしてください。



			
			






			


			